プレーリードッグと暮らすために必要なもの・知識まとめ

この記事では愛らしい姿と高い知能で人気の「プレーリードッグ」と一緒に暮らすために必要なことをご紹介していきます。

一緒に暮らすにはちょっとハードルの高い部分があることは否めないのですが、きちんとした手順を踏んで準備していけば問題ありません。

楽しい「プレーリードッグライフ」が送れるようにしっかり知識を付けましょう。

まずはお迎え先の選定

別の記事でも書いていますが、プレーリードッグは2003年に「輸入禁止」となっているため、現在は「国内繁殖」のみです。

ペットとしての人気が高く需要と供給のバランスが崩れかけており、個体の価格は高い傾向にあります。

基本的にペットショップではあまり見かけませんので、専門ブリーダーや業者さんを探しましょう。

毎年一定数のベビー入荷はあるようですが、やはり「そもそもの数が少なくなっている」という解決できない問題があるので「早めの情報収集」が鍵になりそうです。

ベビー入荷時期の目安としては「春生まれ」の子がある程度大きくなった「夏頃」に販売されることが多いようです。

「メールマガジン」や「サイトトップのお知らせ欄」などで情報を発信しているところが多いようですのでなるべく多くのブリーダーや業者さんを知ることが大切でしょう。

プレーリードッグとの生活に必要なもの

では、ここからはプレーリードッグと一緒に暮らすために準備するものと選ぶ際の注意点をご紹介します。

ゲージ

プレーリードッグを飼育するには「ゆとりのあるサイズかどうか」はとても重要です。

また、成長過程でゲージのサイズを変えたりレイアウトを変更して快適に過ごしてもらえるようにしましょう。

プレーリードッグは脱走の名人ですので「ドアロック」は厳重にしましょう。

放し飼いを予定していてもゲージは必要になるので必ず準備してくださいね。

また、高さがありすぎると落下の可能性が出てくるので1メートル以上のものは避ける方が無難です。

巣箱(寝床)

巣箱・寝床として、タオルや木箱などを入れます。

小動物用に巣箱として売られていますので「丈夫で大きめ」なものを選んでくださいね。

タオルやクッションで寝るのが大好きという子も多いです。

ただ、「布を食べてしまう」子や「爪を引っ掛けてしまう」子もいるので注意深く観察しましょう。

こまめな爪切りとほつれにくい布地を選ぶことである程度は防げますが、観察は必須です。

底にはチップ材や敷き草

個体それぞれのアレルギーや齧りグセを確認してからですが、ゲージの底には「チップ材」や「敷き草」を敷いてあげましょう。

金網などで「ウンチや食べこぼし」が1番下の底部分に落ちる仕組みを作っている場合は必要ありません。

水入れ

おてんばしてもひっくり返されにくいお皿やウォーターボトルを使用してください。

新鮮なお水はいつでも飲める環境でなくてはいけません。

回し車

いれてあげる場合は爪を引っ掛けないようにフラットなものを選びましょう。

運動不足改善にも役立ちますが回す子・回さない子の差は結構あるようです。

プレーリードッグの食事

プレーリードッグは草食性なので「草食動物用ペレット」と「干し草」を与えます。

ウサギ用でも代用できますが「肥満」になりやすいのでオススメしません。

チモシーが主原料のものが良いでしょう。

※アルファルファ干し草は嗜好性も栄養価も高いですが、肝機能に良くありませんので避けましょう。

「プレーリードッグ専用ペレット」も販売されていますので利用してみてください。


ペレットは歯の伸びすぎを防ぐ効果もあります。

干し草はヘルシーでこちらも歯の伸びすぎを防ぎますのでいつでも食べられるようにしてあげてください。

干し草ホルダーなど便利グッズも売っています。


お野菜などもごく少量をバランスよく与えることで健康をサポートできます。

与えても良い野菜としては

「ニンジン、ブロッコリー、パセリ、カブの葉、ちんげん菜、大根葉、小松菜、サラダ菜、セロリ、みつば、カリフラワー」などになります。

与えてはいけない野菜は

「じゃがいもの芽と皮、生豆、ネギ、タマネギ、にら」など多くの小動物を飼育する上で「いけない」と言われているものですね。

また、果物もビタミンの摂取やお水を飲みたがらない子への水分補給として有効です。

ただし、下痢をしやすくなったりする個体もいるので注意が必要です。

代表的なものとしては

「バナナ、リンゴ、メロン、イチゴ、パイナップル」でしょうか。

特にリンゴは喜ぶ子が多いようですよ。

いろいろと紹介しましたが、お野菜・果物はあくまでも副食です。

与えすぎて主食を食べてもらえなくなっては本末転倒なので気をつけましょう。

ベビーを飼育する場合は、上記のごはんに加えて「動物性タンパク質」を摂取させることが大切です。

「プレーリーポップ」というプロテインフードを推奨する場合が多いですね。


ベビーの時期に「丈夫な骨と肉体」を作っておくことが健康寿命を長くします。

また、「ゴートミルク」というヤギのミルクを使う方法もあります。

これは「高齢プレーリードッグ」や「食欲が落ちているプレーリードッグ」への流動食にも使えるので扱えると良いですね。

人の手に慣らすために使うのも活用方法としては良いと思います。

注意したいこと

11〜4月ごろで発情が起きます。

普段は噛んだりしないのに「本気噛み」されたり「凶暴」になったりしますが、発情期が終わればすっかり元に戻るので心配いりません。

「本気噛み」されると高確率で流血しますので「革手袋」のご用意をお忘れなく。

また、そっとしておいてあげることがなにより良いので「むやみに近づく・覗く」などはやめましょう。

「去勢手術」などを検討するのもひとつの手段です。

金網タイプのゲージをガシガシ噛む行動は、退屈していたり遊んで欲しい時のサインです。

内側にかじり木などを設置したり「苦味のあるジェル」を塗る対策方法がありますが、1番は「思いっきり遊んであげる」ことです。

まとめ

いかがでしょうか?

プレーリードッグのお迎えをご検討されている方に向けて必要な情報を集めてみました。

一緒に暮らすことでまたさらに疑問点なども出でくると思います。

お迎えしたブリーダーさんと連絡を取るなどして「より良い生活スタイル」を築いてあげましょう。

以上、プレーリードッグと暮らすために必要なもの・知識まとめでした!

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