こんにちは。今回の記事は、タイトル通り飼育スペースのタイプについてです。
過去記事でもさらっと触れていますが、詳しく掘り下げていきたいと思います!
我が家ではお迎え時にショップで勧められたウサギ用の金網ゲージです。
過去記事にも商品リンクは載せてありますが、こちらでも一応載せます。
殆どのショップで金網ゲージを勧められると思います。
以下に、金網ゲージのメリットデメリットとこれに代わる飼育スペースとして
用いられることの多い水槽タイプについて書きます。
それではさっそくいきましょう!!!!
金網ゲージのメリット
①掃除のしやすさ
ウサギ用ゲージの多くは底がトレイになっており、ガバッと引き出せます。
トレイの上には穴の空いた付属の床をつけることで回し車や餌皿などの
飼育に必要な小物類をどかさずに下に落ちた不要物を取り除けます。
トレイを覚えていてもトイレ砂をかき回して遊んでこぼれたり、
牧草入れからこぼれた細かい牧草だったりが溜まっていきます。
1〜2週間に一度くらいの頻度で底のトレイを掃除しますが、
結構色々なものがこぼれています(笑)
付属の床も上からはめ込むだけなので全てを綺麗にする大掃除の日は
簡単に取り外して丸洗いし、あとは天日干しで殺菌です。
②ゲージに直接取り付けられるものが多く流通している
これ、とっても助かります。
我が家で使っているものだと、給水器と回し車です。
金網部分に取り付けるように最初から作られています。
うちの子に合わせて取り付ける位置を細かく調整できますし、
代替品も多いのでこちらの求めるものを探せます。
回し車も、一応床に縦置きできますがアグレッシブに回すので
どんどん動いてしまって危ないと感じます。
金網部分に引っ掛けるとそこで安定しますので猛スピードで回していても安心です。
ちょっと見にくいですが、我が家の回し車はこんな感じです。
また、現在の我が家では使っていませんが、
齧り木等のおもちゃも金網部分に固定するものが多いです。
③部屋んぽ(部屋をお散歩)させやすい
ゲージの扉が開けっぱなし=部屋んぽしていい、というルールにしているので
ゲージ真正面の扉が大きく空いていると出ていいのだと理解して
本人の気がすむまで部屋んぽを楽しんでいます。
また、金網部分は隙間があるのでどうしても出してあげられない日などは
そこから指を入れて撫でたり手渡しでご飯をあげるなどのスキンシップも取れます。
指を入れると甘噛みしたり撫でろと催促したりと癒し効果が凄いです。
金網ゲージのデメリット
①金網部分を齧りまくる
これ、めちゃくちゃ厄介でみなさん悩まれていると思います。
うちの子もお迎えしてから1ヶ月くらいは本当にひどくて
今すぐ水槽タイプに変えないと歯が悪くなったり
鼻ハゲ(後述します)が悪化するんじゃ!?!?と焦りました。
まず、歯が悪くなるというのは噛み合わせのことです。
硬いペレットを砕いたり、牧草を食べるのに歯はなくてはなりません。
本人からすれば色々なものを齧る習性に従っているだけなのですが、
最悪の事態は飼い主として絶対に避けなければいけないので大いに悩みました。
鼻ハゲというのも噛み癖によって金網に鼻が押し付けられるために
そこの部分だけ毛がなくなってしまうことを言います。
見ていて痛々しいし、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
我が家でもよく齧るところに齧り木おもちゃを付けたり、
DIYで出た木片をあげてみたりとあの手この手を繰り出しました。
どれも絶大な効果があったわけではないのですが、
ある日を境にケージ齧りがピタッと止まりました。
最近では回し車の方がブームのようでそちらに熱中しています。
発情期が被ったことも影響しているのか?と思案していますが
本当のところは本人のみぞ知るという感じでしょうか。
回し車ブームが来なければ、水槽タイプにしていたと思います。
※噛み合わせが心配だったので病院で診てもらいましたが
お墨付きをもらうくらい綺麗な歯並びでした(笑)
病院の話はこちらからどうぞ
(病院記事のURL)
②ぶら下がる(誤って落下する可能性がある)
リチャードソンジリスはリスですが、シマリスなどと違って
地面の上で生活します。その為、高いところから落ちてしまうと
骨折したり、深刻な怪我を負う可能性があるのです。
うちの子はゲージの外で気になることがあると野次馬根性(?)で
バババっと上の方まで登ってしまいます。
そして高い位置から飛び降りるのでハラハラします。
再掲になりますが、上に登ってしまっている写真です。
下には餌皿やトイレなんかも置いてあるので着地どころが悪いと
本当に大事になりかねないです。
今は牧草を多めに入れることでクッションにしています。
水槽タイプのメリット
①噛むところがない
一番のメリットはここだと思います。
金網ゲージの一番の短所を完璧にカバーしています。
正直、これ以上言うことがないくらいのメリットです。
※そのくらい、噛み癖による噛み合わせ問題は深刻です
②冬場は暖かさをキープできる
これは諸刃の剣でもあるのですが、金網ゲージと違い四面が壁なので
中は熱がこもります。冬眠を恐れ、部屋の温度に神経質になる冬場は
飼育環境の温度が保たれやすいと言うのはとても助かります。
③脱走防止になる
部屋んぽタイムとゲージタイムを分けて生き物を飼育している方は
わかって下さると思いますが、基本、外に出たがりますよね。
リチャードソンジリスは力も強く、歯も丈夫です。
金網ゲージに付いているバネのドアロックは壊してしまう子もいます。
そんな時には大概チェーンロックをつけて対策するのですが、
今度はそれを延々とガチャガチャ鳴らして遊んだり・・・。
水槽タイプなら真上にしか出入り口がなかったり、
正面に扉があってもきちんとした鍵をかけられます。
写真は絶賛出してアピール中のうちの子です。
水槽タイプのデメリット
①熱がこもる
これは上で諸刃の剣と書いたものですね。冬は熱がこもることはありがたいです。
ですが、夏場。日本の夏はこの子たちには本当に向きません。
基本的に真上以外に空気を逃すところがないのでこもった熱や湿気が抜けません。
一度、中の気温が上がってしまうと涼しくなりにくいのです。
また、動物特有の匂いも同様にこもります。換気という面でも少し工夫が必要です。
②小動物は真上からの行動を怖がる
正面に扉があるタイプには該当しないのですが
基本的な水槽タイプだと何をするにも真上から
手を入れることになるので一応書いておきますね。
大前提として小動物は自分より大きいものは怖いです。
これは人でも言えますよね。それが毎回、自分の真上から現れたら・・・・。
充分になつき、これは安全なものと思ってもらえていれば良いのかもしれませんが
そうなるまでの段階で不用意に怖がらせるのは避けたいものです。
③値段が高い
水槽タイプの一番のデメリットはこれではないでしょうか。
魚用の水槽を使い、真上のみ自作の蓋を取り付けるにしても、
爬虫類用の鍵かあったり、ヒーターが入れられるアクリルゲージを使っても
金網ゲージと同じかそれ以上の広さを確保しようとするととても高価になります。
中には特注品を作ってくれる業者様もいらっしゃるようですが
我が家では到底手のでないお値段でした・・・。
ペットショップで見せてもらった爬虫類用のゲージで5万円くらい、
魚用の水槽でも3万円はしました。特注品に至ってはここに書くのをはばかる金額です・・。
※もちろん、お値段に見合った良いものです!
④重い
これはもう材質を見て貰えば書くほどのことでもないのですが念のため。
水槽タイプ、めちゃくちゃ重いです。ちょっと掃除がしたいなと思っても
動かすのに一苦労、なんてくらい重たいものもあります。
結局、どっちがいいの?
さて、いろいろとメリットデメリットをあげましたが
皆さんが一番気になるのはやはりどちらが良いのかという結論ですよね。
個人の飼育環境にもよるので、一概には言えないところなのですが
我が家に限った話をすると冒頭にも書いてありますが、金網ゲージです。
メリットデメリットを熟考した上で現時点では、といった感じです。
ケージを噛むブームが再来したら本格的に水槽タイプを検討して行こうと思います。
飼い主の決断がその子にとって一番ベストになるように
これからも情報を選択しながら、良い飼育環境づくりの努力していきましょう!