フクロモモンガを飼育するために必用な5つの飼育アイテム


今回はフクロモモンガを飼育するうえで必要なものを、僕の飼育経験を基にお話ししていきます。
フクロモモンガはかなり気まぐれな生き物なので、個体差がかなりあることを前提に読んでくださいね!

ケージ

まずはケージから。これが決まらない事には、中に入れる飼育用品も選べませんからね。
野生のフクロモモンガは樹上で生活しています。
地上に降りる事はほぼないと言われています。
これは地上にいる捕食動物を避ける為の本能なのですが、安全な飼育環境に慣れると普通に床面にいることも多いです。
だからといってハムスターを飼育するような背の低いケージで飼育することはおススメできません。
野生では木の枝から枝へ飛び移りますが、飼育下でも結構な頻度でジャンプしますので可能な限り高さのあるケージを準備しましょう。

 
1~2匹での飼育でしたら上記のイージーホームハイ37、40がおススメです。あまり大きいケージだと置き場も掃除も大変になります。
うちでは繁殖もさせた事があります。
子育ての時期だけイージーホームハイメッシュを使用して、普段はイージーホームハイ37を使用しています。

これには大きな理由があり、イージーホームハイ37または40であれば90センチのメタルラックに二つ収まるのです!
※一匹のみで飼育される方には関係ありません(笑)

ハウス(隠れ家)

ケージが決まったら次はこれ!モモンガが安心して眠れるマイハウスを用意してあげましょう。
これは色々な選択肢があります。メリットとデメリットも書いていきます。

①ポーチ型


おそらくフクロモモンガを飼育されている方でも一番使用している割合が高いのではないでしょうか。
メリットはポーチの中にモモンガを入れたまま人間の体に身に着けられるようになっている物もあり、匂いを覚えさせて
慣らすということも出来ます。様々な種類が販売されており、即売会イベントでは手作りのポーチが販売されている事もあります。

デメリットとしては汚れやすく、またモモンガのオシッコを吸収して匂いがつきやすいです。

②木製ハウス


リスの家、といえばわかりやすいでしょうか?
フクロモモンガもリスと同じく樹上生活ですので条件はピッタリです。メリットは登り木代わりにもなり、また家の上で休憩したりご飯を食べたりもできます。
デメリットとしてはやや値段が高価な事と、懐いていない場合に掃除をする時モモンガを取り出すのがやや大変かもしれません。

③手提げ袋
「は?手提げ袋ってなによ?」と思った方もいると思います。僕も読む立場ならそう思います。(笑)
でも僕の一番のお勧めはこれなんです。
お弁当箱を入れるバックを想像してもらうとわかりやすいと思います。
※実際のランチバッグは最近保温の為、内部がアルミ仕様になっているので使用しない方がいいと思います。
100均で売っているので、汚れてきたら買い替えればOK。
注意点として、巾着袋だと入口が締まってしまう可能性があるので危険です。

④陶器製


ハムスターの家です。その事です。
メリットとしては可愛い家が売っています。掃除も丸洗い出来るので簡単です。
デメリットとしては、フクロモモンガの家はなるべく高い位置に置いてあげるのが野生に近い形なのですが、陶器だと固定が難しく、もし落下した時割れてしまったり、重さがあるのでモモンガに当たったらケガをする可能性があります。
正直なところ、モモンガには陶器製の家はお勧めできないと個人的には思っています。

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トイレ

残念ながらフクロモモンガには決まったところでトイレをする習性がありません。
うちではゲージの床面にペットシートを敷きつめています。
うちでは使用していませんが、ゲージに金網のスノコが付属している物もありますので、それを利用すると掃除も簡単だと思います。
(うちで使用していない理由は少しでも高さを出してあげる為です。)

登り木


何度も言っているように、フクロモモンガは木の上で暮らす動物なので木登りが出来るようにしてあげましょう。
鳥の飼育で止まり木を使うことがあると思いますが、横だけではなく縦に登れるようにしてあげます。
自然の木を使用してもいいかとは思いますが、薬品や虫には注意してくださいね。
(虫が出てきたらモモンガのオヤツになりますが…)
くれぐれも勝手に他所の家の木や街路樹の枝を折らないでくださいね!ペットショップに普通に売っていますから!

エサ

ここが一番頭を悩ませると同時に一番楽しいところです。
最初に言っておきます。フクロモモンガはとんでもなく食にうるさいです。
好きな物しか食べないだけではなく、好きな物も突然飽きて食べなくなります。
フクロモモンガ専用フードも結構な種類が売られていますが、うちの場合食べてくれるフードに出会うまで
一年かかりました。それまで様々なフードをエサ入れに入れては翌朝そのまま捨てる事を繰り返してムカついていました(笑)
もちろん何も食べなかったわけではなく、果物やゼリー、ミルワーム等は喜んで食べていました。
今まで五匹のフクロモモンガを飼育してきて、これは人気(モモンガ気)があったものランキング付けしました。

5位 ゼリー


野生でも樹液や花の蜜を舐めているので、ゼリーはみんな好きです。赤ちゃんの離乳食にも使っていました。

4位 蜂蜜
甘いものが大好きなので、これもみんな好きです。慣らすために指先に蜂蜜をつけて舐めさせたりもしています。たまに噛まれます。

3位 ジクラアギト フクロモモンガ専用フード


これが一年がかりで見つけた鉄板フードです。
安くはないですが、みんな真っ先にこれを食べにきます。うちではお湯でふやかしてあげています。

2位 フクロモモンガミルク


赤ちゃんはもちろん、大人になってもみんな大好きです。子育て中の母親が赤ちゃんのミルクを奪って飲んでいる事がよくあります(笑)
赤ちゃんの分が無くなるので取り上げるとたまに噛まれます。

1位 ハニーワーム


なかなか馴染みのない言葉だと思います。ハチノスツヅリガという蛾の幼虫です。芋虫です。
爬虫類を扱っているお店に売っている事があります。
ハニーワームはすごいです。モモンガの目の色が変わります。
寝ていようが、威嚇していようが、ケージから脱走して逃げ回っていようが見せるだけで飛びついてきます。
虫なので抵抗ある方も多いと思いますが、すごい食いつきなので、是非一度試してほしいと思います。
(脂肪分が多いので、あげすぎると太っちゃいます)

以上がランキングですが、あくまでもうちのモモンガ調べなので食べなかったからといってクレームは受けつけません(笑)

まとめ

いかがでしょうか。思ったよりも必要なものが多かったのではないでしょうか。
一度に購入すると結構な金額になると思います。
ただ上記したものは最低限必要なものです。
これ以外にも例えば爪切りやエサ入れ等、書ききれない程細々と必要になってきます。
フクロモモンガは可愛くて、お店で見かけるとつい衝動買いしたくなりますが、飼育出来るかしっかり検討して必要な設備を先に揃えてからお迎えするようにしてくださいね。
その方が慣れてくれるのも早いはずです。

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