こんにちは。
別の記事でヒョウモントカゲモドキ(通称:レオパ)の生態やお迎えについて簡単にご紹介しましたね。
今回はより詳細な飼育環境の整え方と種類豊富なモルフについて書いていきます!
それではさっそくいきましょう!
Contents
色とりどりのモルフ
レオパのモルフは本当にたくさん存在します。
真っ白なアルビノ、目の色だけが違うアルビノ、真っ黒もいれば、真っ黄色もいます。
色の出方や模様の入り方で値段が変わります。
ここでは有名どころをいくつかご紹介ますのでお気に入りのモルフを見つけてみてくださいね。
Instagramを始めとする各SNSでも沢山のモルフを写真を見ることができますのでぜひ検索してみてください。
ノーマル
もっとも野生下の色味に近いとされるカラーです。
現在あるモルフは全てこのカラーを基準に生み出されていますが流通量としては多くありません。
クリームに黒豹柄はいかにもヒョウモントカゲモドキらしいです。
ハイイエロー
ノーマルのクリーム色を濃く、より黄色っぽくしたモルフです。
品種改良の始まりとも言われており、ハイイエローが「ノーマル」として流通されていることも珍しくありません。
黄色味の出方にばらつきがあり、それによって値段にも開きがあるので何店舗か見るとお気に入りのハイイエローに出会えるかもしれません。
マックスノー
黄色味を抑えたモノトーンの外見ですが大人になると黄色味がでる場合もあります。
マックスノー同士を掛け合わせるとスーパーマックスノーというモルフになり、こちらで黄色味は出ないようです。
アルビノ
野生でも突然変異として見られるアルビノは真っ白な体が特徴ですね。
レオパのアルビノはその中でもさらに色味があり、それによって系統が分かれますがちょっと専門的な話にもなるのでここでは割愛します。
どの系統でも共通するのは「疾患を持っていることがある」ということです。
お迎えを検討される場合はよく確認しましょう。
コンボモルフ
これは特定のモルフを指すのではなく、複数のモルフの掛け合いで生まれるもののことを言います。
アルビノ個体と別の個体で掛け合わせ、模様を消して強い色味のみの個体を生んだり、目の色を変えたりするのです。
美しい個体になる例も多く、こうした無限の掛け合わせによって膨大なモルフが生まれました。
しかし、アルビノ特有の目が悪い等マイナスな部分を受け継ぐ場合も多く給餌などが大変になる個体もいます。
また、突然変異で生まれた個体などもいるためまだまだ研究が必要です。
飼育環境を整える
お迎えしたいモルフが決まったら、その子のために素敵な環境を整えましょう。
爬虫類の中では飼育難易度は低いほうですが、それでも知識は必要ですし注意を怠ると悲しい結末にもなります。
しっかり準備しましょう!
飼育ケージの設置場所
スタンダードなプラスチックケージで飼育すると仮定して、問題はどこに設置するかです。
爬虫類飼育には欠かせないヒーター類もケージとともに設置できるよう配線の面からも考えましょう。
また、ケージ内の温度コントロールのために保温球なども必要になってくるのでなるべくコンセントの近くや、延長コードなどが使える場所を作りましょう。
また、直射日光がケージに当たらず、通気性が良いとさらに好ましい場所と言えます。
レオパは本来夜行性ですので、そこを鑑みて場所選びをしてみましょう。
足を保護する床材
ケージの底から足を守るためには床材が必要です。
また、専用の床材なら穴を掘って隠れるなど野生に近い行動が取れるのでストレス軽減にも繋がるでしょう。
糞なども汚れた部分のみを床材ごと変えてしまえば衛生的にも良いです。
もちろん、ご自宅のキッチンペーパーなどを使う方もいますし、爬虫類用として売られているものを使う方も両方半々ずつくらいいらっしゃるのでケージ内を清潔に保ちやすいと感じる方を選んであげてください。
双方にメリット・デメリットがあるので初心者の方はショップの店員さんに聞いてみましょう。
お迎え前までの環境と似せてあげることも重要です。
レオパのご飯と栄養の話
野生のレオパは実に様々な昆虫を食べます。
様々な昆虫を食べることで「その昆虫が食べた植物の栄養」なども体に取り込んでいますが、飼育下のレオパはどうしても栄養が偏りがちです。
また、ストックの昆虫は生きていても栄養価が下がるので、与える際にはビタミンやミネラルなどを足す必要があります。
お迎えの際に店員さんに確認し、必要なものの買い逃しがないようにしましょう。
また、嗜好性が高いので好物の把握をお忘れなく。
コオロギの種類よって食べる、食べないといったこともありますので「何を」「どのくらい」と具体的に聞いておきましょう。
こちらが与えたいものと一致するとは限りませんので人口のご飯や冷凍のピンクマウスなどを先に大量のストックとして用意する方法はオススメしません。
最近はインターネットで良い品質のコオロギなども簡単に手に入りますので、ご飯の繁殖もさせなくて良いでしょう。
これらの生きたご飯は長期保管すると徐々に栄養価が下がります。消耗品とわかっていても食べきれる分だけを購入しましょう。
※人口のごはんも売られていますが、この手のものを全く受け付けない個体もいます。大前提としてレオパと暮らす際には生きたコオロギなどを扱う必要があることを頭に入れておきましょう。
温度と湿度管理が最重要項目
爬虫類飼育において、温度と湿度はかなり重要視されます。
20〜25度が飼育適温とされていますが、暑さにはけっこう耐性があります。
また、低温にもそこそこ強く、18度前後までならご飯も食べてくれるようです。
しかし、気温が低いと消化不良など体調に良くありませんので20〜25度前後で保つようにしましょう。
これらの大切な情報を把握するためには温湿度計が必須です。
ケージ内の温度を測れる仕様のものを選びましょう。
直接ケージ内に貼り付けるものや、コードを入れて本体は外に出しておくものな様々ありますが、最低限「正確な温度と湿度」が把握できれば問題ありませんので大型のホームセンターなどで探してみましょう。
湿度についてはケージ内だけでなくケージの外にも気を配る必要があります。
人が暮らす場所なら問題はありませんが廊下や玄関などでは管理が難しくなります。
エアコンの使用や、タイマー設定で予期せぬ高温・低温なども起こり得ますし、最近の日本の夏は人間ですら熱中症になります。
そのような高温には対応できないので涼しい場所へ移してあげてくださいね。
まとめ
今回はお迎えを考えている人に向けて豊富なモルフのほんの一部をご紹介するとともに、飼育環境について特に気をつけてほしいポイントを詳細に書いてみました。
このほかにもお迎え後最初のごはんをあげるタイミング、ストレスを与えない初日の過ごし方などたくさんありますが、きっとお迎え先の店員さんやブリーダーさんが親身に教えてくださると思いますので逐一質問するつもりでガンガン聞きましょう!
一緒に暮らせば、また新しい疑問が出てくると思います。
都度ご自分で調べたり、店員さんに聞いてみたり、レオパ仲間を増やして情報共有したりしてくださいね。
人間もレオパもどちらも幸せな生活が送れますように☆