オカメインコの生態と飼育方法

オカメインコといえば、特徴的な赤いチークパッチと長い尾羽がキレイな小鳥ですよね。

最近みかけるようになった小鳥カフェでもセキセイインコと人気を二分しています。

それだけではなく賢くて人懐こい部分が多いので、『コンパニオンバード』として人間に寄り添ってくれる小鳥でもあります。

そこで、そんなオカメインコの生態や飼育方法について調べてみました。

容姿が愛らしくて人懐こいオカメインコの魅力を徹底的にご紹介します!

オカメインコの生態って?

オカメインコは「インコ」という呼び名ですが実はオウム目オウム科オカメインコ属に分類されるれっきとした「オウム」の仲間です。

その証拠といえるのが、頭頂部にある冠羽です。これはオウムの仲間にだけあるものなので、これがあるオカメインコは小さくてもオウムということがいえるのです。

事実、英語名では「Cockatiel」(コッカテイル)といいますが、これはポルトガル語の「Cacatilho」(小さなオウム)にちなんだものだといわれています。

日本名では「片福面鸚哥」(オカメインコ)と書くのですが、これは頬の部分の赤い模様がオカメのお面に似ているところからつけられているんですよ。

飼育されているオカメインコはキレイな羽色をしているものが多いですが、野生のオカメインコはノーマルグレーと呼ばれる種類と同じ色で地味な色合いをしています。

かれらはオーストラリア大陸の内陸部にのみ分布して樹皮や昆虫などを食べて生きています。

野生だと10年~15年、飼育された場合は20年ほどの寿命です。もっとも、海外では32年生きた!という報告もあるようです。

ですので、エサと運動の管理をきちんとしていれば、長く一緒にいてくれるパートナーになってくるというわけですね。

オカメインコの体長は約30センチ、体重は80グラム~130グラムですが個体によって違いがあります。そして、体長の約半分が長い尾羽で占められています。

止まり木に止まって自慢の尾羽を手入れをしている姿はとても可愛らしいですよね。

オカメインコの飼い方

オカメインコは比較的丈夫で飼育しやすいです。でも、雛の時期や寒い季節は注意が必要です。

オカメインコを飼育する場合、雛から育てた方が懐くと思うかもしれません。

でも、自分でエサが食べられるようになった幼鳥からでも大丈夫です。

なぜなら、オカメインコはとても人懐こくて甘えん坊です。そのため、大事にしてやれば雛からでなくても手のりにすることも可能ですよ。

では、そのオカメインコを飼うときですが、安心して過ごすことのできるケージが必要です。

30センチという大きさはセキセイインコなどと比べるとかなり大きいというイメージになると思います。

そのため、ケージは最低でも50センチ四方のものを用意するようにしてください。そのほかにも止まり木を2本用意してやりましょう。

また、冬の寒さ対策のためにヒーターを用意するのもいいでしょう。寒い時期はヒーターの横でじっとして暖まっています。

ヒーターにはカバーがついているので火傷をする心配もありませんよ。

もっとも、ヒーターが必要なのは最初の冬だけだという意見もあります。

しかし、これは個体差もあることです。それぞれのおうちの状況に合わせて使用するようにしてください。

ちなみに我が家のオカメインコは冬になるとヒーター常備です。

もっとも、寒くないと感じている時はヒーターから離れているので、寒い場所にケージを置いている時は用意しておいた方がいいかもしれません。

オカメインコは何を食べるの?

またエサですがオカメインコが好むものは植物の種子や穀物です。

ミックスフードと呼ばれるエサはアワ・ヒエ・キビ・カナリーシードやそのほかにもオカメインコが好むものを混ぜてあるので安心してあげることができます。

それ以外には青菜を忘れないようにしてください。シードではビタミンが補給できません。

健康的にすごすためには人間も野菜を食べますが、オカメインコも同じだと考えてください。

あ、だからといって、人間の食べるものをオカメインコにやることは厳禁ですよ。

場合によると命の危険もありますから。

オカメインコは臆病です

オカメインコの基本的な性格としては、おとなしくて人懐こいということがあげられます。

寂しがり屋の一面もあるので、そこから甘えん坊になってしまうかもしれません。

ただ、臆病なことも確かで「オカメパニック」と呼ばれる現象が発生することが多いことでも有名です。

このオカメパニックですが、オカメインコが恐怖や不安などを感じて、翼をバタバタさせるといったような行動です。

これを引き起こす兆候は、地震や夜間の足音、車のライトのような強烈な光を感じると発生するようです。

実際、飼育しているオカメインコも防犯用のライトに反応してこの現象になったことがありました。

このようにオカメインコが恐怖を感じている時は、ケージを覆って暗くしたり、その場から離れさせたりするようにしてくださいね。

パニックを起こしてカゴで暴れているオカメインコは怪我をしてしまう可能性があります。

そんなことになってしまったらかわいそうですよね。

特に夜間の恐怖や不快感からオカメインコはパニックを引き起こすといわれています。

夜、トイレに起きたときの光や扉の開け閉めの音などには注意するようにしてください。

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