【うさぎの飼い方】最適なケージ選びと内装改造 費用など

うさぎってどこで売ってるの?
飼うの難しいの?
寂しいと死んじゃうの?といった、今までよく聞かれた質問などからうさぎの飼い方をお話します。

≪うさぎってどこで売ってるの?≫


これは本当によく聞かれます。
僕としては、ホームセンターのペットショップにもいるじゃん!と思うのですが、
意外と小動物売り場の尚且つ限られたお店でしかいなかったりするのです。
なので、一番いいのは「うさぎ専門店」には必ずいます。
どっちで買うのがいいの?と考えてしまいますが、結論から言えば
気に入った子ならどこで飼ってもいいと思います。
ですが、できることならばうさぎ専門店でのお迎えを強くおすすめします。

それはなぜなのか?
ペットショップとうさぎ専門店とはなんなのでしょうか?

〈ペットショップ〉

価格は10000円未満~40000円程度。

生後1ヵ月程の子がいます。
ですが、貰い手がいないと1歳ぐらいになっていたりします。
お店によっては、性別が書かれていない場所もあります。
書かれていても店員の方は専門的にうさぎの勉強をしているわけではないので「たぶん」といった言い方をされます。

品種についても「ホーランドロップ」と書かれていても、元をたどると違う品種が混じっていることも考えられます。
なぜかというと、「血統書」がないからです。
うさぎにも純血種には血統書があります。
それがなければ品種の証明はしきれないのですが、その子のことが気に入ってしまえば問題はありません。
まさにうちの子は「ホーランドロップでたぶんメスです」といった言い方をされました。
以前飼っていた純血種のロップちゃんや他の子と比べても随分大きかったりお顔の形もロップちゃん…?という感じなので、純血種ではなさそうです。
ですが、かわいいので文句ないです。

ここまで書くと、特に問題はなさそうですが…
生後1ヵ月の子がお店に並ぶのってちょっと危険なんです。
赤ちゃんのうちは母うさぎから母乳をもらい、しっかりとした免疫力をつけ、
一緒に生まれた兄弟と過ごすことで社会性を身に着けてくれます。

アナウサギは社会性がある習性をもっているので、この大事な時期にしっかりと身に着けることで飼い主さんともコミュニケーションがとりやすくなるかと思います。

ペットショップのように、生後1ヵ月で母ウサギからも離されてしまい、兄弟もいないケージの中で一人ぼっちで過ごしてしまうと、得られるものが得られなくなってしまいます。

売る側も知識がないことが多く、初めて飼うにあたって疑問があっても質問する人がいない状態になってしまいます。
そういった面からもペットショップはあまりお勧めできないということになります。
ペットショップから飼う場合は、飼い主さんもウサギの知識をある程度持っていることや、
品種について純血種を求めない、飼ったあとはエキゾチックアニマルを診ることができる病院に連れていける状態であることが望ましいと思います。

〈ウサギ専門店〉

価格はおおよそ40000円~品種によっては10万円近くする子もいるかもしれません。
珍しい品種ですと、なかなかのお値段なのです。

だいたい早くても生後3ヵ月ぐらいから売られているかと思います。
オーナーさんの考え方によって変わりますが、免疫もついて、社会性に慣れてからお迎えを待つことが多いです。
6ヵ月からというお店もありますが、どのオーナーさんもしっかりとうさぎについて勉強し、知識がついている状態なので、「飼い主さんとうさぎさんにとって最もいい状態」で販売されています。

性別についてもしっかり記載されているので、店員さんも「たぶん」といった言葉は遣いませんので不安になることはないですし、飼い方も説明してくれます。質問にもしっかりと答えてくれます。
うさぎさんをお迎えした後も、わからないことにも答えてくれたり、爪切りやグルーミングを行ってくれるところがほとんどです。
売る側も、元気にしているかなどとても気にしてくださるので、連れて行くととても喜んでくれたりします。

血統書についても、純血種を販売しているところはきちんと血統書を渡してくれますし、
例え純血種でなくても品種について説明はしてくださいます。

良心の塊みたいなお店もありますので、とても安心して飼うことができます。

メリット、デメリットをまとめると、
ペットショップでは免疫力の心配や社会性が身についていない場合が多い。値段は安く買える!でも買ったあとは自分でなんとかしなければなりません。

ウサギ専門店ですとお値段は高くはなりますが、買ったあとも質問できるし、社会性が身についている子が多いので飼いやすい。
といったことがあります。

≪飼うのは難しいの?≫

犬猫に比べると…と言っても犬猫は飼ったことがないのですが。
飼ったことある方に伺ってみると断然飼いやすい!!と言われます。

まず、うさぎさんは声帯がありませんので鳴きません、というより、鳴けません。
音を立てるのはケージの中で突然ダッシュしたときのケージ自体の音か
足ダンと呼ばれる、怒っているときに後ろ足を思い切り踏みつける行為です。
足ダンは夜中だと2階まで響いてくるぐらい。
寝てればさほど気にはなりません。

基本的にケージの中で過ごし、飼い主さんの目が届く状態でお部屋で遊ばせます。
食事は1日2回。体重の3~5%の量を与えます。
水は毎日交換します。夏場などよく飲む時期には2回交換しています。
トイレもしつければちゃんと覚えてくれます。

犬のように毎日散歩に行く手間もありませんし、鳴くことがないので
飼うのは難しいというよりも手間がかからず、比較的手がかからないのでとても飼いやすいです。

≪うさぎのために必要なもの≫

まずはケージです。
大きさはその子が成体になったときの大きさや、ケージの中をどうレイアウトしていくかなどによって大きさを決めます。
ケージの中のすのこは好みによります。理由は後ほど書きますが、我が家はステンレス性のものを使用しています。
あとはお水のボトルとご飯皿。意外と力が強いので、陶器製のもの若しくはケージに固定できるのがいいかと思います。
前述したように体重の3~5%の量をあげるので、そんなに大きいものでなくて大丈夫です。
牧草が主食なので、牧草入れも設置します。


我が家の子は散らかして食べるので、散らかしやすくたくさん食べれるものにしています。

トイレも三角や四角の大きさも様々なものがあるので、その子にあったものを取り付けます。
ケージ、ご飯皿、水飲みボトル、牧草入れ、トイレ最低限これだけあれば問題ありませんが、うさぎのために隠れるスペースとしてロフトを付けて上にも下にも行ける状態にしてあげたり、広さがあれば梯子のようなものやトンネルをつけてあげると
うさぎがのんびり過ごすスペースを増やせる
ので、飼い主さんやうさぎさんの好みによって取り付けましょう。

≪トイレのしつけ≫

トイレもちゃんと覚えます。
ケージの中のトイレでも、ケージの外のお部屋のおトイレでもやり方は同じだと思います。
少し教えても覚えないのではなく、覚えるまで根気よくやりましょう!

うさぎのうんちはコロコロしているので、どこでしてもほうきでサッと片付けができるので(本当はトイレでするのが一番ですが)どこでしても許すことはできます。
驚くとうんちするという不思議なかわいさもありますし(笑)
でもおしっこはラグやソファの上でされてしまうと掃除も大変ですし、どうしても怒ってしまいます。
掃除に強い薬品を使ってしまい、うさぎが万が一舐めてしまい体調を崩してしまうなんてこともありますので、そういったことからもしっかり覚えてもらいたいです。

さて、やり方です。行動自体はとても簡単です。
うさぎはトイレをしたくなると、お尻をスッと上げます。
その場所がトイレだったらいいのですが、トイレ以外の場所だったら、すぐさまトイレに連れていきます。
「ここでするんだよ」という場所を教えてあげます。

もし、外でしてしまった後も、尿を含んだティッシュをトイレに置いたり、ペットシーツにしみこませてそのまま設置します。
ティッシュの場合はポンポンとトイレに尿をつける感じです。
匂いをトイレに置くことによって匂いで覚えてもらいます。

この2点を根気よくやれば覚えてくれます。
簡単には言っても、なかなか難しく数回でも心が折れてしまいそうなのですが、正直この方法以外が見当たらないので、もし他にやり方があれば教えてほしいくらいです…。
他には避妊や去勢手術をするとトイレを覚えやすくなるということも聞いているので、どうしても覚えてくれない手術をしていないの子だったら手術も検討してみるといいかと思います。
根気よくやっていたらトイレはすべて同じ場所と言うこともありますので、根気よくがんばりましょう!!

うさぎは懐く?

犬までとは行きませんが、うさぎも愛情をもって育てればとても懐きます。
世話をする、しないというよりも、愛情を持っていれば懐いてくれます。
名前を呼んでも来る子は来ます。
懐かせる環境づくりも、まずはうさぎが安心できる空間を作ってあげることが大事です。
安心できる環境でなければ、いつまでも怯えてしまい、警戒心があると隅っこで小さくなってしまいます。
そうならないようにも、部屋の中では大きな音を出さないことや、うさぎにとって安心で楽しい空間、お部屋を作ってあげることで
うさぎさんも飼い主さんにたくさん愛情をくれます。
うさぎも安心して生活していると、お腹を見せて寝たり、びよーんと横になって足を投げ出してゆっくりと過ごしますよ。

我が家のケージ

SANKOのイージーホームの60と80に渡り廊下のようなものを作り、くっつけてかなり大きくしています。

家を空けることも多く、ケージの中でも少しはてこてこ歩いて遊べるぐらいにはしたいなーと思って大きめにしました。
材料は100円均一で飼ってきたものがほとんどなので、1500円ぐらいでやったと思います。
動画サイトなどを見ると、飼い主さんが部屋を改装してうさぎルームを作っている方もいますので、興味があればそういったものなども参考にしてみてもいいでしょう。


中には木製のロフトを二つと、木製の梯子を取りつけ、下に行けば隠れるようなスペースを作り、上も歩けるようにし、トンネルも入れてケージの中でも遊べるようにしています。

我が家ではケージの中には特に設置していません。
赤ちゃんのころは三角のトイレを設置していましたが、が大きくなるにつれ、なんと
トイレに入りきらなくなる
ということが起こりました。
そのあと、うさぎ専門店で相談した際にステンレスのすのこを勧められ、使用しました。
トイレの場所は角とかに自分で決めて用を足してくれます。
ステンレスのものにだと網目状になるので、プラスチックのすのこのようにすのこ自体におしっこが残ることなく、排出物はすべてペットシートの上に落ちてくれるので
足が汚れることもなく、手足もきれいですし、別にトイレを設置すると掃除の際に出したり入れたりの手間が省けるのでそういった理由からもステンレスのものを使っています。

ロフト以外だと、動物用の小さいブランケットのようなものや、うさぎ型のクッションを入れています。
気に入ってくれてよく一緒に寝ています。

クッションは紐でケージに着けていますが、可動範囲内でうさぎが移動させて乗って寝たり、寄り添って寝ていたり、たまに掘って遊んだりしています。
仲間と一緒に過ごしているように見えるのですが、穴掘りもするって不思議なんですけど…気に入っているので静かに見守っています。

あとはDIYした廊下部分のすのこが足に当たると痛そうなのでチモシーマット敷きました。
穴掘りもできるのし、藁の上は落ち着くのか起きているときはそこに座っていることが多いです。

部屋んぽ中にケージのドアがたまに閉まってしまい、遊んでいる途中「お部屋に帰れない」という困った顔をしてくるので、空いたら閉まらないように100均一にあるクリップ型のフックを取り付けて閉まらないようにしたり。

引っ掛けるだけなので、余計な力も動作もいらないので便利です。

あれこれ試してみたりしていいものだけ残しています。
チモシーマットは好きでよく上にごろごろしていたのですが、トイレの位置に運んでそこで用を足すことが多かったのでやめたり、
いろいろ試していると、うさぎの性格や好き嫌いもわかるのでやってみるのも楽しいです。

飼ったあとからいろいろケージに加えることもできるので、いろいろ試してみてその子のお好みのお部屋に仕上げてみてください!

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