うさぎは長い耳を持って、大きな後ろ足で飛躍力がある。
声は出さない。と言った特徴は、だいたいの人が知っていることだと思います。
うさぎは何色が見えるの?
どれぐらい鼻が利いて、耳は人のどれぐらい聞こえるのかなどなど!お伝えしていきたいと思います。
うさぎの耳
長い耳も特徴の一つであるうさぎですが、集音としての機能以外にはこちらの記事でも紹介した通り、体温調節としての役割もあります。
さて、うさぎの耳は集音としては360~42KHz聞くことが可能とされています。
人間では20~20KHzなので随分とよく聞こえる、ということです。
たまに壁をじっと見ているのは、見えないものが見えているなどではなく、聞こえない音が聞こえて気になっているという見方の方が正しいと言えます。
うさぎの鼻
Y字になっている鼻もうさぎさんの可愛さの象徴です。
鼻をひくひくさせている姿もとても愛らしいですね。
この鼻は人と比べたらどのぐらい利くのでしょうか?
臭いを感じる細胞は人間ですと1万ですが、うさぎは1億と言われており、1000倍です。
確かに料理した後やにおいがしてないのに、すごい嫌がるときもあるので何か嫌いな臭いや知らないにおいがあると警戒するのでしょうね。
ひくひく動いてる回数は1分間に20~120回ぐらいだそうです。
リラックスしているときや体調が悪いと動く回数は格段と減ります。
緊張しているときはよく動きますので、お鼻の動きもうさぎの機嫌や体調を読み取るには参考になります。
うさぎの目
視野についてはほぼすべてがわかります。
片目だけの視野でいうと190度はわかります。
視力は悪いです。人間のようにはっきりとは見えておらず、ぼやぼやして見えているのではっきりとした形などは見えていないと言えます。
こういった面からみると、うさぎは広範囲で物体があるというのはわかりますが、それが何かはよくわからないといった特徴がわかります。
うさぎの後方や横から触るときは、声を掛けながら触らないとびっくりしてしまうときもあります。
驚かせないためにも、名前を呼びながら触るということを習慣づけましょう。
光に関しては人の8倍と言われていますので、薄暗い中でも人より見えています。
あとは、色に関してですが。犬は黄色と青色が判別できます。猫は青色と緑色です。
では、うさぎは何色が判別できるのでしょうか?
答えは…青色と緑色が判別できます。
どの動物にも言えることなのですが、判別できない色は灰色のように見えるようです。
検索してみるとどういったように色が見えるのかという画像が出てくるので、一度見てみると面白いです。(うさぎだとなかなかないので、猫で検索しましょう)
ちょっとしたうんちくになりますが、ペットシートの色は青が多いですよね?それでは犬が青色を判別できるからなのです。
うさぎ用のペットシーツになると緑色もありますので、青色か緑色を選んであげるとうさぎさんも「ここはトイレだ!」とわかるようになるかもしれません。
うさぎの口
あくびするときは大きく開けるのに、普段はあまり大きな口は開けないですよね。
さてさて、そのお口について。
うさぎは味蕾細胞を17,000も持っていると言われています。人間は10,000程ですので、人より優れて味を感じることができます。
確かにあのドライフルーツのおやつも、うさぎはおいしそうに食べますけど、飼い主が本当においしいのかなと思って少しかじってみると「げ!なにこれ、まっずい!!」ってなりますから。そう考えても、味を感じるのが優れている分、人が食べると味を感じないため不味いものでも、うさぎにとってはおいしいものなのでしょう。
うさぎは臭覚や口元や舌の感覚で食べ物も選別しています。
うさぎの歯
乳歯はお母さんのお腹の中にいるときに生え変わり、永久歯は全部で28本あります。
人間も親知らずを除くと28本になるので、一緒です。生え方はもちろん異なります。
「うさぎの歯」と聞くと前歯を想像するかと思います。
その前歯は上顎には4本あります。
見えているのは2本ですが、その裏側(人で言うなら口蓋側)にさらに2本生えています。
それによってげっ歯目ではなく、重歯目となっています。
下顎にも前歯はあり、奥歯も合わせると前述した通りの28本になるわけですが…上顎の前歯しかなかなか見ることは難しいので、興味がある方は病院で検診に行ったときなど機会があるときに見せてもらってください。
うさぎのひげ
たまにひげが縮れている子もいますが、長くてきれいなひげもあります。
口周りに多く生えており、頬と目の上にあるものひげです。
幅を認識する役割を担っています。
口元に生えているひげは食べ物の大きさも認識します。
ひげの根元には神経が通っているので、とても繊細な器官です。
強く引っ張れば痛がりますし、触ると嫌がる子もいます。
優しくフェイスラインと一緒に撫でるように触れればあまり嫌がりませんので参考までに!
うさぎの足
前足と後ろ足ではかなり大きさが異なります。
アナウサギは穴を掘るために短くしっかりとした前足を持ちます。
後ろ足は獲物に狙われた際にも速く走れる丈夫な後ろ足です。
肉球はありません。爪は前足に5本、後ろ足には4本生えています。
前足は見落としがちなところに(人間でいえば親指部分)あるので、爪切りの際には見落とさないようにしましょう。
うさぎの肉垂
通称マフマフです。
メスは3歳までにはこのマフマフが出てきます。
病院で、本来はメスでもそこまで大きくならずに太っていくにつれて、どんどん大きくなるから太っているのかどうかの目途としても見ていてください。と、言われているので本来ならばそこまで大きくなりません。
立派なマフマフになっていると太り気味ともいえてしまうので、人間の二重顎のような感覚で少し注意しましょう!
うさぎの尾
よくイラストではしっぽは丸く描かれています。
実際、尾は「へら状」になっており、丸くはありません。
触ってみても短くてへらのような形をしているのがわかります。
普段は体に沿っています。横になっているときや安心しているときは、尾は下がっています。
獲物に狙われたときは仲間を逃がすためにも、尾を立てて危険を知らせる役割もあります。
うさぎの臭腺
顎をすりすりしているとかわいい!と思うのですが、この行動は臭い付けなのです。
下顎に臭腺があり、「自分のもの~」と言った具合にすりすりします。
買ってきたばかりのものに顎をすりすりっとしたら、それを気に入って、自分のものであることを臭いで表します。
他に臭腺は外陰部の脇と肛門の脇にまあります。排泄物に臭いをつけてマーキングします。
割りと基本的なところをまとめてみました!
これだけ覚えていれば、一緒に暮らすには困ることはないと思います。
うさぎの生態を知ると、今こういう状態なのかな?なら、こうしてあげようかなとか飼い主さんも対応がしやすくなります。
是非ご参考くださいませ。