大きな耳とつぶらな瞳、そしてふさふさの尻尾。
一見すると犬のようで、でもキツネのような気もする・・・。
そんな可愛いフェネックは、近年のエキゾチックアニマルブームで人気を博しています。
この記事では、フェネックの簡単な生態紹介、フェネックを観察できる動物園の紹介、そして触れ合いができるカフェのご紹介をしています。
ペットショップではそうそうお目にかかれないとっても珍しい動物なので、ぜひここを参考に会いに行ってみて下さい。
それではさっそくフェネックの生態からご紹介します!
フェネックってどんな動物?
フェネックはアフリカの砂漠地帯に棲息する、イヌ科・キツネ属の動物です。
体長は30センチから40センチ、体重は約1キロ〜1.5キロほど。
寿命は10年から15年ほどですが、野生下ではもう少し短いようですね。
というのも、野生下のフェネックは食物連鎖のヒエラルキーで下方に位置付けられるためです。
猛禽類の格好の餌食であるために、野生下でも数が少なく「ワシントン条約」で保護されています。
臆病で神経質な一面を持ち、警戒心が強いという特徴があります。
フェネックを飼うのはちょっぴり大変
フェネックと暮らすのはとても大変です。
まず、なによりも取引価格が大変に高価です。
これは市場に出回るのが、上記の「ワシントン条約」によって海外からの個体がほぼ入って来ないために、国内繁殖された数少ないフェネックのみだからです。
また本来の生活環境と日本の環境が違いすぎるため、常に温湿度を調整する必要があります。
フェネックについて、別で詳しくまとめた記事がありますので、よければそちらも読んでみて下さいね。
フェネックに会える動物園
フェネックと一緒に暮らすことは少々困難ですが、可愛い姿をみれる動物園は全国にたくさんあります。
今回は厳選して3箇所の動物園をご紹介します!
井の頭自然文化園・東京
こちらの文化園では、フェネックの展示場をリニューアルしたところ大反響を呼びました。
以前は退屈そうに寝ていることが多かったフェネック達が、とっても元気よく遊びまわる様子が見られるようになったんです!
お砂場や岩のトンネルをつくって、元々の生活環境に寄せたことが功を奏したのでしょう。
走ったり掘ったりと大はしゃぎのフェネック達は、何時間でも見ていられる可愛さです。
アクティブに動き回る姿は涼しくなる夕方ごろに行くと見られますよ。
東山動植物園・愛知
続いては愛知県からご紹介します。
東山動植物園はあの「イケメンゴリラ・シャバーニ」で有名になったところです。
園内はとっても広く、たくさんの動物を展示しています。
同じ敷地の植物園も、桜や紅葉の時期に行くと大変きれいですよ。
ちなみに、東山動植物園は「けものフレンズ」で有名な「どうぶつビスケッツ」の「サーバルキャット」「アライグマ」「フェネック」が一度に見れる場所でもあります。
神戸どうぶつ王国・兵庫
最後は関西・兵庫から、神戸どうぶつ王国のご紹介です。
こちらでは、本来の生活環境に近い飼育環境にいるフェネックを見ることができます。
お昼は岩場にすっぽりと挟まってお昼寝してることもありますが・・・。
夜行性なので、「アニマルナイト」開催日に行くととってもアクティブな姿を見れますよ!
「アニマルナイト」とは、営業時間を21時まで延長し、お昼の動物園では見ることができない姿をお客様にお届けしようという試みです。
薄明かりに照らされた飼育舎はお昼とは全く違う場所に見えるようですね。
フェネックに限らず、昼間は寝ていることの多い夜行性の動物が活発に動くところが見られると好評のようです。
ただ、アニマルナイトは毎日行われているわけではありません。
基本的には長期連休の中の何日間かのみ、イベント開催日として設定されるようです。
番外編・触れ合いスペース
では、ここからは番外編としてフェネックと触れ合いができるスペースをご紹介します。
都市部限定にはなりますが、希少なフェネックと触れ合うことができる場所です。
旅行などのスケジュールと合えば、遊びに行ってみて下さい。
アニマルルームいけもふ・豊島区
看板っこのフェネック・テトくんがいます。
お散歩タイムがあって、その時間になるとお部屋を元気に走ります。
ここにはモモンガやフクロウなどたくさんの種類の動物が住んでいるので、触れ合いたい動物に合わせて料金設定されています。
たくさん並んだゲージには「触れ合いOK」「休憩中」などと札がかかっており、気になる子が「触れ合いOK」になっていれば撫でたりお膝で抱っこさせてもらえます。
スタッフさんの説明を聞きながら、たくさん触れ合いができる場所です!
もふれる屋 カラハリ・浅草
人間大好き!な動物たちがお出迎えしてくれるのは「もふれる屋 カラハリ」さんです!
ここに住んでいる子たちは小さな赤ちゃんの頃から店長さんに育てられているため、警戒心なく触れ合えるのだとか。
また、入店後一番最初には動物たちと楽しく触れ合うコツを教えてもらえます。
フェネックの他にも、ミーアキャットやコツメカワウソ、爬虫類とも触れ合うことができますよ。
フェネックと絶対に触れ合いたい方!という方はぜひ開店すぐの11時を狙いましょう。
お昼を回ってしまうと夜行性のフェネックはお昼寝に入ってしまうことも。
動物たちの休憩時間もあるので、公式サイトをよく確認して下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
夜行性のため日中はどうしても寝ていることが多いフェネックですが、行く時間帯を選べば動き回って楽しそうにしているところを見れますよ。
ぜひこの記事を参考に可愛いフェネックに会いに行ってみて下さいね。
以上、フェネックに会える動物園と触れ合いスペースのご紹介でした!