皆さんはオカメインコってご存じですか?
赤いほっぺがとっても可愛く、愛くるしいそのお顔ゆえ人気の高い鳥です。
今日は、新しい相棒にオカメインコを考えている人・オカメインコに興味がある人に向けた「生態・飼い方」をまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね!
オカメインコの生態
オカメインコはオウム目・オウム科・オカメインコ属に分類される鳥類です。
名前にはインコとつきますが、「オウムの仲間」ですよ。
全長30センチ程度で、その約半分を尾羽が占めています。
体重は80グラムから120グラムくらいでガタイが良いです。
野生ではオーストラリア内陸・乾燥地帯に生息しています。
野生下では樹皮や昆虫が主な主食で、灰色がかった目立ちにくい体色です。
これは、天敵に見つかりにくくするためと言われています。
日本でよく目にするカラフルなカラーは人工繁殖によって生まれたものです。
現在では鮮やかな色彩をもつ種が多数誕生しており、人とコミュニケーションを交わし、良い相棒の象徴とも言える「コンパニオンバード」の地位を確固たるものにしています。
ちなみに、特徴的なほっぺの赤色は「チークパッチ」と呼びます。
ペットショップで比較的よく見るカラーとしては「ルチノー」「パイド」「ノーマル」あたりでしょうか。
鳥類専門ショップまで足を運ぶと「アルビノ」のような珍しい子にも会えますよ。
飼育するのに必要なもの
ではここからはオカメインコと暮らすために必要なものをご紹介します。
商品を選ぶ際のポイントもお伝えしますのでぜひ参考にしてくださいね。
ゲージ
まず、お家となるゲージですね。
放鳥できない時はずっとこの中で過ごすのでとても大切なアイテムです。
先に書いたように、オカメインコは体の半分が尾羽です。
狭いゲージでは尾羽が当たって窮屈な思いをさせてしまいます。
高さ50センチ以上の大型ゲージを選びましょう。
また、止まり木は足に負担のかかりにくいとされる「天然木」や「太さに違いのあるもの」を選びましょう。
ご飯皿・お水皿やおもちゃも中に入れますので、全ての用具を入れた段階でどの程度余裕があるかを見る必要があります。
ごはん
オカメインコに限らず、鳥は「飛べる体」を維持するために「食べてはフンとして出す」構造をしています。
健康な成鳥だと最低限必要な量は体重の10%と言われていますが、基本的にゲージ内のごはん皿には常にごはんが入っている状態が望ましいと思います。
病気などで体重管理をする場合は、専門のお医者さんの指示で行なってくださいね。
ただ、オカメインコは太りやすいため、与えるごはんには注意が必要です。
できれば専用ペレットが良いですが、ペレット食でない子も多いので適宜様子を見ながら給餌してください。
また、ビタミンの補給も必要なので「専用サプリ」や「お野菜」で賄いましょう。
オヤツもコミュニケーションの一環として使えますが、与える量はしっかり守りましょう。
寿命・販売価格
オカメインコの販売価格は、カラーによって大きく差が出ます。
また、地方だと店舗によって雲泥の差が生まれていることもありますので何店舗か見てから決めるほうが良いでしょう。
予算としては3万から5万円もあればお迎えには十分だと思いますが、手乗りの子などは手間賃が加算されていることが多いです。
また、寿命は約20年と犬猫に並ぶほどです。
人生の相棒・家族の一員として最後まで面倒を見られるか、よく検討が必要です。
注意して欲しい事
オカメインコは「知能が高く、温厚温和」である鳥です。
しかし、光や音にビックリしやすく「オカメパニック」という言葉が生まれるほどです。
我を忘れて飛び回ったり、ゲージで大暴れして流血ものの大怪我に繋がることも。
生活環境には配慮する必要があります。
また、大声を上げるなども避けて欲しいですね。
なにかを壊した、落としたは放鳥時のあるあるです。
そうならないようにしなかった人間側に火がありますから、叱りつけるのは良くないことです。
好ましい行動をした時に「オヤツ」で褒めるなどすると、繰り返しその行動をするようになります。
お迎えしたい時
では、ここまで読んで「オカメインコと暮らしたい」「一度姿を見てみたい」と思った方に向けて、お迎え先をご紹介します。
一番オススメするのは鳥類専門ショップからのお迎えです。
手乗りにされている場合が多く、人間大好き!手も大好き!なので初心者にも向いています。
お迎え時に必要なものも全て揃いますし、分からないことが出でも電話などですぐに聞けます。
「育てていた人」にアレコレ質問できるというのはとても助かります。
ぜひ、専門ショップへ足を運んでください。
もう一つは町のペットショップでお迎えする方法です。
鳥類専門ではないものの、たくさんの鳥を見ている店員さんがいますので候補として考えて良いです。
ただ、最初から手乗りではない子も多いので絶対に「手乗り」が欲しいという場合はやはり「専門ショップ」へ行きましょう。
鳥の飼育経験があり、ご自分で手乗りにできる人の場合はあまり気にしなくて良いです。
他にもブリーダーさんから直接譲っていただく場合や、友人知人のところで生まれた子を貰う場合もあると思います。
1箇所みて決めずにいくつか見てから最終的なお迎え先を選びましょう。
病院について
寿命の長いオカメインコは、その生涯で何度かは「病院」を経験することでしょう。
爪切りや健康診断などで「かかりつけ医」を持っておくことは、万が一の場合にとても役立ちます。
残念ながら「鳥類専門病院」は全国に多数あるわけではないので、難しい側面もありますがお迎え先の店員さんなどに聞くと「鳥類に詳しい先生がいる病院」や「小動物含めた珍しい生き物全般診れる病院」を教えてくれます。
もしくはお近くの動物病院へ電話などで聞いてみるのもひとつの手です。
「爪切りなら対応します」「保定してもらえれば診察できます」など条件はあるものの診てもらえるパターンもあります。
ただ、やはり「頼れるかかりつけ医」は見つけてあげる方が安心です。
情報収集を怠らず、良い病院を探してあげてください。
まとめ
いかがでしょうか?
簡単にはなってしまいましたが、オカメインコの「生態・飼い方」について知って頂けましたか?
オカメインコは20年という長い時間を連れ添ってくれる最高の相棒ですから、ぜひ最高の1羽に出会っていただきたいです。
この子だ!っていう子は見た瞬間、ビビッとわかるんです。
皆様にもステキな出会いがありますように!
以上、オカメインコの生態。飼い方まとめでした!