皆さんはフェレットってご存知ですか?
最近の小動物ブームによって一緒に暮らしている方も増えSNSには可愛い動画や写真がいっぱい載っていますね。
今日はそんなフェレットの生態と一緒に暮らすためのポイントをご紹介します!
フェレットの生態
フェレットは食肉目イヌ亜科・クマ下目イタチ上科・イタチ科に分類されます。
つまり、イタチの仲間です。
ヨーロッパケナガイタチを改良して生まれたのがフェレットと言われており、ルネサンス期の上流階級の女性の間では飼育することが趣味になっていたんだとか。
毛皮用・狩猟用での捕獲もありましたが現代では「ペット」です。
日本で流通するものは穏やかで優しいペット向きが多いですが、元々は肉食の動物なので「噛み癖」がつきやすいです。
また、体の大きい個体は「凶暴な性格」であることも多いようです。
お迎えするときはしっかり頭に入れておきましょう。
犬のように躾をすることも可能ですが初心者には難しく、飼育難度は高いです。
飼育するのに必要なもの
フェレットと一緒に暮らすには、その特性をよく理解しておく必要があります。
また、お部屋で遊ばせる際には工夫と注意が欠かせません。
以下、必要なグッズと注意点を書いておきますので参考にしてください。
ゲージ
フェレットが快適に過ごせるように、「底面積が広く、金網は縦筋で狭い間隔」ことを最低限ポイントとして選びましょう。
大きいサイズだと外に出られない時でも快適に過ごしてもらえるでしょう。
必要なものを入れた時にどのくらいスペースが余るのかで考えると良いと思います。
また、毎日のお掃除やお世話のしやすさに関わってきますので「入り口」が大きいとなお良いです。
底面にすのこなどが付いている場合は外しておきましょう。
ごはん
「フェレット専用フード」を使います。
フェレットの特徴をよく理解したメーカーが作っていますので「消化管が短い」フェレットでも消化吸収が容易く、良質な動物性たんぱく質を摂取できます。
ただ、フェレットの食事はそれまでの環境に大きく依存します。
最初は「お迎え前」から与えられていたごはんを使い、徐々にブレンドしていくことで移行させましょう。
また、リンゴやバナナといったフルーツをおやつとして与えたい場合には少し注意が必要です。
これらは食物繊維が豊富で一見体に良さそうですが、フェレットは食物繊維を上手に消化できません。
与える際にはごく少量にとどめておくことが大切です。
適量の判断が難しい場合はお迎え時に知識のある店員さんなどに聞いておきましょう。
まれに乳製品などを与えたがる飼い主がいますが、消化不良で下痢を引き起こしますのでやめましょう。
そのほか、ネギやニラ、チョコレートなど一般的に動物に与えてはいけない食べ物も絶対に与えないようにしましょう。
これらを誤って口にしてしまった場合はすぐに動物病院へ連れて行き、治療を受けましょう。
お水・ごはん皿
お水は給水ボトルがオススメです。
300mlほどの容量があれば1日持ちますよ。
お水は毎日交換して、常にフレッシュなものが飲めるようにしてあげてください。
ごはん皿はフェレットがおてんばしてもひっくり返らない重量のあるもの(陶器製など)を選ぶと良いでしょう。
トイレ・トイレ砂
フェレットはゲージなどの角でトイレをする傾向にあります。
うさぎ用の三角トイレだと失敗する子も多いので体がまるごと入る四角のトイレを探してみてください。
トイレを決まった場所でしてくれるとお掃除の手間が格段に減りますよ。
トイレ砂を使用すると匂いなどを抑えられますが、好奇心旺盛なフェレットが口にしても問題ないものを選びましょう。
水分で固まるものなどは避け、最初は店員さんに聞きながら選ぶのもオススメです。
便利グッズ
ここでは、フェレットと暮らすのにあると便利なものをまとめて紹介します。
●ハンモック
フェレットはハンモックが大好きな子が多いです。
ぐっすり眠る姿はとっても可愛いので、ぜひゲージに取り付けてあげてください。
●おもちゃ
好奇心旺盛なフェレットはおもちゃが大好きです。
壊れにくく、齧っても安心なものを用意してあげてください。
●消臭グッズ
フェレットのトイレの匂いは布類に染み込みやすいです。
ひとつ用意しておくと良いでしょう。
●ブラシ
フェレットは抜け毛の多い動物です。
春と秋には大量に抜けるのでブラッシングしてあげると良いでしょう。
注意して欲しい事
フェレットには「定期的に行う必要があるお手入れ」があります。
代表どころは「爪切り」「耳掃除」「歯磨き」でしょう。
これらは飼い主さん自身が行っても良いですし、心配な場合は獣医さんにお任せするのも一つの手です。
お迎えしたい時
フェレットは人気のペットですから一般的なペットショップでのお迎えもできます。
都市部には「フェレット専門店」もありますのでいくつか回ってから検討するのが良いでしょう。
また、里親募集も多いので里親紹介サイト等も覗いてみてください。
お迎え前に病院を探しておく
フェレットはその好奇心旺盛な性格から「誤飲・感電」がとても多いです。
気をつけていても事故が起きてしまうこともあるので、必ず「フェレットを診れる病院」を探しておきましょう。
何かあったときに駆け込める病院がないと悲しい結末になってしまいます。
また、先程書いた「爪切り」などをお願いするときにも利用しますので「かかりつけ医」を持つのは非常に重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ペットとして大人気のフェレットについて知って頂けましたか?
とっても愛らしくステキな相棒になりますが、飼育難度はちょっと高めです。
ご興味もって頂けましたら、フェレットに会えるカフェなどでふれあいから初めて見るのも良いでしょう。
以上、フェレットの生態と飼育のポイントまとめでした!