有名人がペットとして飼っていると公言し、瞬く間に人気が出たミニブタ。
実はとっても綺麗好きで飼いやすい動物です。
この記事では、ミニブタに興味がある!飼いたい!という方に向けて、生態や飼い方・寿命など必要なことを一通りまとめました。
ぜひ参考にして、お迎えするかどうか決めてくださいね。
ミニブタの生態
野生にミニブタという動物はいません。
ミニブタは実験用動物として家畜を改良したものがはじまりと言われています。
そこから欧米中心に愛玩動物として広がりを見せました。
ペットとして流通しているミニブタの種類は
ベトナムポットベリー、ゲッチンゲンブタ、実験用改良NIBSがあります。
この中では「ベトナムポットベリー」が1番流通量が多いので、以下ミニブタは「ベトナムポットベリー」のこととして書いていきます。
通常、大人のブタというのは200〜300キロにもなります。
分類上100キロ以下をミニブタというので、実際は全然ミニではありません。
また、ミニブタは温度調節機能が弱いです。
というのも、汗腺がないので汗で調節できないのです。
夏場などは人間以上に熱中症にかかりやすく、空調必須です。
ブタは近眼であるため、遠くは見れません。
ただ、草食動物特有である目の位置は側面なので広い視野は持っています。
色彩の判別は青色のみ可能です。緑や赤は認識できません。
その分役に立つのが嗅覚です。
犬と同じくらいに鼻が効くといわれ、トリュフの採取にブタを使うのも有名な話ですね。
そして、聴力も優れています。
特に高音の認識はかなり高度であることが分かっています。
圧倒的なパワーの持ち主でもあるので、飼い主さんが思わぬ怪我をすることもあります。
小さなお子さんがいるお家では、少し危ないかもしれません。
また、ブタというのはとにかく食べる生き物です。
栄養を吸収する能力が高く、よく食べ、よく成長します。
しかし、肥満にはならず体脂肪率は低いことが多いです。
それでも、ごはんの量の管理は必要ですよ。
求められるだけあげればあっという間に100キロになってしまいます・・・。
平均寿命は10年から15年ほどと、犬や猫と同じくらいです。
飼育するのに必要なもの
ミニブタと暮らすために必要なグッズをご紹介します!
ぜひここを参考に、ミニブタにとって良いものを用意してあげてくださいね。
ゲージ
ミニブタ専用ゲージもあるのですが、なかなか出回っておらず入手に苦労する印象があります。
特にこだわりがなければ、中型犬以上用のゲージで代用可能です。
ミニブタはとても綺麗好きですので、寝床とトイレを分けられるようにゲージは広くて大きいものが良いですね。
ごはん用食器
ミニブタはご飯を食べるときに食器に前足を入れて食べます。
壊れにくいステンレス製が良いでしょう。
鼻掘り用グッズ
ミニブタには「鼻掘り」という習性があります。
読んで字の如く、鼻で地面を掘る行動のことです。
これができないとストレスを感じてしまうので、土が難しい場合には玉砂利などを入れたスペースで代用しましょう。
お散歩用ハーネス・リード
ミニブタと外出する際に必要になります。
必ず装着させてから外出してくださいね。
大人ほどの体重にもなるミニブタをこれだけで制御するのは少し難しい現実もありますが・・・。
万が一のとき、少しでも動きを制御できるようにしておく義務があります。
ごはんはなに?
ミニブタのごはんは「専用フード」「お野菜(葉物野菜や根菜類・芋類)」「穀物」などをバランスよく与えます。
まずはお迎え先がどのようなものを与えていたのか教えてもらい、真似をしましょう。
そこから徐々にご自宅のスタイルへ変えていくとうまく移行できます。
スキンシップを兼ねておやつを使うのも手ですね。
(この分も1日の食事量に加算することを忘れないように!)
ウサギ用フードやドッグフードを与える方もいるようですが、カロリーが高いので推奨できません。
ごはんの量は体重の増減を見ながら慎重に加減することが大切です。
トイレはおぼえる?
ミニブタはとっても綺麗好きなのでトイレは覚えます。
違う場所にしてしまっても、すぐに片付けて匂いを残さないようにすれば大丈夫です。
トイレの設置場所は、寝床や食事スペースから離しましょう。
安心しておトイレしてもらえるようにすることもトイレを覚えてもらう第一歩ですよ。
注意して欲しい事
お迎えしてすぐは体重も2キロほどでとっても可愛い姿をしていますが、成長すると30キロ〜50キロにもなります。
親が大きいからだをしているともっと立派な体重になることも・・・。
画像などでよく見るあの小さい姿は、ずっと続かないことをよく頭に入れてからお迎えを検討してくださいね。
お迎えしたい時
ペットとして人気になったとはいえ、やはり犬や猫のように簡単に入手できるわけではありません。
なるべく大きなペットショップで入荷があるか聞いてみましょう。
ペットショップ以外だと牧場から直接譲っていただく方法もあります。
価格相場もペットショップより安く、親や飼育環境を知ることもできますよ。
何年にも渡ってブタと関わっているプロなので何かあったときにも、アドバイス頂けるでしょう。
あまり多くはないですが、里親募集も出る時があります。
病院は?
ミニブタは日本ではまだまだ情報の少ない動物です。
飼っている方の数も多くないので、相談出来る人を探しにくいです。
お迎えを決めたら、まずは病院探しから始めましょう。
できればミニブタを診れるだけでなく、専門知識を持った方だとより安心です。
お迎え先に「獣医さんや病院を紹介してください」とお願いするのも良い方法ですね。
まとめ
いかがでしたか?
ミニブタといえども立派な体格に成長します。
お迎えを検討する際には慎重に考えてくださいね。
ですが、しつけしやすく愛嬌のあるミニブタは多くの有名人がこぞってペットにするのも納得の可愛さです。
ぜひ、可愛いミニブタとステキな生活を送ってくださいね!
以上、ミニブタの生態と飼い方まとめでした!