ロボロフスキーハムスターの生態と飼い方まとめ!

ロボロフスキーハムスターというハムスターをご存知ですか?

ハムスターの中でも特に体が小さく、生体の販売単価も少し高い傾向にあります。

この記事ではロボロフスキーハムスターの生態と簡単な飼い方をまとめました。

ハムスターの中では上級者向けの種ではありますが、ポイントを理解すれば初心者でも充分飼育できますよ。

それでは早速見ていきましょう。

生態


ロボロフスキーハムスターはげっ歯目・ネズミ科・キヌゲネズミ亜科・ヒメキヌゲネズミ属に分類されます。

原産国はロシア(トウバ自治共和国)です。

ハムスターの中で最小の種として有名ですね。

カラーバリエーションは少なく、他のハムスターよりもペットとしての歴史が短いことも特徴の一つです。

臆病で神経質なことから、懐きにくい種とも言われており「手乗りにして楽しむ」のではなく「観賞用」ハムスターです。

気長に接しているうちに手を怖がらなくなったりする子もいますが、基本は動きや仕草を鑑賞して楽しみます。

基本的な飼育方法は他のハムスターと同じですが、とにかく素早い動きをします。

大掃除などで別のゲージへ移す際に脱走されるケースも多いので注意が必要です。

ハムスターは縄張り意識が強く複数飼いには向かないとされますが、比較的複数飼いも可能と言われています。

※ハムスター飼育の初心者に複数飼いはオススメできません。

コミュニケーションを取りたい方には向かない種ですが、可愛らしい見た目から人気は非常に高いです。

飼育するのに必要なもの


では、次にロボロフスキーハムスターと暮らすために最低限揃えたいアイテムをご紹介します。

ゲージ

ロボロフスキーハムスターはその小さな体からは想像もできないほど運動します。

そのため、ゲージは広いものを用意しましょう。

穴を掘ることも大好きです。

床材を多めに入れてあげるとずんずん掘っていくところを観察できて可愛いですよ。

床材

ショップには量・値段とも様々なものが売られています。

綿は足に絡まる事故の懸念からオススメできませんが、木製チップ類でしたら好きなものを選んで良いでしょう。

「再生紙」原料のものもあります。

これはハムスターに特定チップへのアレルギーの疑いがある場合や、飼い主側にアレルギー症状がある場合に有効です。

床材は頻繁に取り替えが必要ですので、お財布と相談して決めると良いでしょう。

回し車

大好きな子が多いので入れてあげてくださいね。

回しながらおしっこしてしまう子も多いので、こまめな掃除を心がけてください。

ごはん

ハムスター用のペレットを与えましょう。

ロボロフスキーハムスターは水分の多いものを好まない傾向にあること、栄養バランスの観点から見てもミックスシードなどよりはペレットをオススメします。

複数メーカーから販売されていますが1番最初は「お迎え前」に与えられていたものと同じものを用意しましょう。

切り替えの際は2週間ほどかけて少しづつ混ぜる量を増やすと上手くいきやすいです。

また、体が小さいため野菜などの副食やおやつは肥満を誘発しやすいです。

他の種のハムスターよりも注意が必要です。

隠れ家(寝床)

個体によって全く使用してくれない場合もありますが、天敵から身を守る習性があり、身を隠す場所があると安心してもらえます。

陶器製のものは汚れにくく清潔に保てるのでオススメです。

トイレ事情

ロボロフスキーハムスターは残念ながらトイレを覚えません。

床材の交換を頻繁にしてあげることで清潔に保ちましょう。

注意して欲しい事


お迎えを検討するにあたって、注意して欲しいことをご紹介します。

行える医療行為が少ない

体が大変小さいため、怪我や病気になっても治療できない場合があります。

軽度の出血などであれば止血など手立てがありますが、誤飲などの場合だと原因がわかっているのに治療できない(麻酔に耐えられない)ので辛い思いをする日がくるかもしれません。

情報が少ない

上に書いたようにペットとしての歴史が浅く、他のハムスターの様にたくさんの情報があるわけではありません。

ハムスター全般の知識があれば安心ですが、初めてハムスターを飼育する方には中々大変と言わざる得ません。

お迎えしたい時


ロボロフスキーハムスターは大変人気ですので、ハムスターを扱うペットショップでは大体入荷しています。

その時店頭にいなくても店員さんに聞いてみると入荷する日を教えてくれたり、系列店舗に生体がいれば取り寄せてくれたりもします。

繁殖しやすいのでSNSでの譲渡(里親)募集もありますが、できれば生体の状態を確認してからお迎えできる店頭が良いでしょう。

大体のお店では「どの子にしますか」と選ばせてくれますので、毛ヅヤがよく鼻水などなく健康で活発な子を選びましょう。

お迎え前日などに下見に行くのも良いです。

動いているところ見ると気が変わったりするので、即決せずなるべくゆっくり決めると良いでしょう。

病院


先ほど書いた通り、行える医療行為は少ないです。

ただ、使っている床材からアレルギー症状を起こして鼻水や目やになどが出ることもあり、その場合は獣医の指示を仰ぐ方が良いです。

家の近くに小動物を見てもらえるところがあるか探しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

小さな姿と愛くるしいお顔で大人気のロボロフスキーハムスターは、その姿や動きを「鑑賞して楽しめる」人にはもってこいのペットです。

小さいゆえに気をつけたいポイントもありますが、一緒に暮らす喜びは大きいですよ。

以上、ロボロフスキーハムスターの生態と飼い方まとめでした!

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