美しいヒレが話題となって再ブームを起こしているベタ。
日本では古くから闘魚と呼ばれてきました。
ベタは少しだけ飼育環境に配慮が必要な種類ですが、初心者でも十分に飼育できます。
この記事では、美しいベタを飼育するための環境作りや必要なものを全て網羅してあります!
Contents
ベタの基本情報
ベタは空気中から酸素を取り入れることができる魚です。
そのため、エアポンプなしの小さな水槽でも十分に飼育できます。
最近では「コップで飼うベタ」という販売文句もあるようですが、狭い空間では泳ぎ回れずかわいそうです。
30センチ程度の水槽で十分なので、準備してあげてくださいね。
ベタを飼育するにあたって、大切なのは「水温」です。
もともとはタイなどの暖かい水域に生息していますので、水温もそれに合わせる必要があります
目安としては22度℃から27℃です。
冬場は水槽用のヒーターを使って調節しましょう。
ベタのごはん
ベタには「イトミミズ」などの生き餌もしくは人工飼料を与えましょう。
個人的には人工飼料の方がオススメです。
栄養バランスに優れ、ベタ専用に開発されたものもあります。
生き餌は野生下で食べていたものに近いために食いつきはとても良いですが、水槽が汚れやすいです。
魚の飼育に慣れるまでは、人工飼料を与える方が良いでしょう。
ただ、生き餌には冷凍されたものもあり、これを人工飼料と合わせて与えていく方法もあります。
ベタ飼育に必要なもの
ベタの飼育に必要なものは、一般的な熱帯魚の飼育に必要なものと変わりありません。
選ぶポイントと一緒に載せておきますので、参考にしてください。
最近では、必要なものが全て揃うセットも販売されています。
セット品であれば、使えない・サイズが合わないなどの心配もありませんので、適宜利用してみてください。
水槽
①大手メーカーのものを選ぶこと
②飼育予定の数に合わせて大きさを調整する
この2点さえ押さえておけば、水槽選びで失敗することはまずないでしょう。
ひとつずつ解説しますね。
①大手メーカーのものを選ぶこと
大手メーカーから発売されているものを選んでおくと、その次に選ぶ周辺機器(フィルターなど)を選びやすいからです。
また、使っている方の口コミなども探しやすいので買う前に参考にもできますよね。
②飼育予定の数に合わせて大きさを調整する
熱帯魚の愛好家さんたちの間では、水槽選びの目安として以下の数字があります。
10匹飼育・・・30センチ水槽
20匹飼育・・・45センチ水槽
30匹飼育・・・60センチ水槽
50匹飼育・・・90センチ水槽
初心者さんがベタを飼う場合は30センチ水槽で十分です。
水槽を置く台
ベタは30センチ水槽でも飼育できるので、必須アイテムではありません。
基本的にはラックなどで代用できますが、大きな水槽をお考えの方は水の重さに耐えられる専用の台を購入する方が安全です。
値段の幅も広いのでお財布との相談が必要です。
また、賃貸などで台の上に水槽を置く場合は床に結構な重さがかかるので注意した方が良いです。
特に混泳を考えていて、大きな水槽を予定している場合は床の補強も視野に検討しましょう。
濾過フィルター
ベタに限らず、熱帯魚飼育には必須アイテムです。
「外部式フィルター」「外掛け式フィルター」「上部式フィルター」「底面式フィルター」の4種類があります。
それぞれに長所短所があるので、 飼育予定の熱帯魚との相性(この記事だとベタとフィルターの相性)を見極める必要があります。
初心者さんがいきなり売り場に行って、ベタとフィルターとの相性を見極めるのは大変かと思うので、ショップ店員さんにアドバイスもらいながら決めると良いと思います。
ヒーター・サーモスタット
ベタは熱帯魚なので、水温管理が必要です。
冷たい水では死んでしまうので、必ず準備しましょう。
サーモスタットがあれば、設定温度に合わせて自動でオンオフされるので必ずセットで購入しましょう。
水温計
500円程度で、目盛りも読みやすい良いものが購入できます。
1度単位で刻まれているものがオススメです。
カルキ抜き(中和剤)
一昔前までは汲み置きでカルキ抜きを行なっていましたが、天候に左右されやすく時間もかかることから現在は中和剤を用いることが一般的です。
底砂
底砂は見た目をよくするだけでなく、水質安定の機能もあります。
量や種類など様々あるので、迷ったら店員さんのオススメを聞いてしまいましょう。
水槽を買うときに一緒に選んでしまうのが良いと思います。
水草
ベタを飼育する水槽に向いている水草は「ドワーフフロッグビット」などの浮き草です。
ベタと同じ熱帯地域に自生しており、ベタにとって隠れ家にもなるので良いでしょう。
ベタは混泳させられる?
ベタは古くから闘魚と言われ、とても気性の荒い魚です。
ベタのオス同士を同じ水槽に入れるとあっという間に喧嘩になるのでやめておきましょう。
オスメスのペアで飼育したい場合は大きめの水槽にし、浮き草などで隠れる場所を作れば混泳も可能です。
また、同種には喧嘩をふっかけることが多いベタですが、他の種類の魚にはそれほど興味がないようです。
水質的に混泳が可能であり、攻撃的な性格の魚でなければ混泳させることができます。
ただ、他の魚を追いかけ回す仕草などが見られたら、すぐに水槽を移せるようにしておく必要があります。
単独で飼育しても十分に綺麗ですので、無理に混泳させる必要はありません。
熱帯魚の扱いに慣れないうちは、単独飼育をオススメします。
まとめ
いかがでしたか?
ベタは丈夫で飼いやすく、初心者向きだと言われることが多いです。
たしかにその通りですが、性格に特徴がありますので「混泳」には注意が必要ですね。
一番最初の熱帯魚にもぴったりですので、ぜひこの記事を参考にベタとの暮らしを始めてみてくださいね!
以上、ベタの飼い方・必要なもの・環境まとめでした!