ルリコンゴウインコの生態について大きくてカッコいい!


こんにちは。

皆さんは「ルリコンゴウインコ」という大型のインコをご存知ですか?

海賊の船長の肩に止まっている、あのカラフルな鳥をイメージしてください。

南国の鳥、といえば名前は知らなくても頭に浮かぶ人が多いと思います。

鮮やかな羽と賢い頭脳を持ったこのインコは流行りの鳥カフェや動物園、花鳥園などで見たり触れたりすることができます。

今日は、そんな「ルリコンゴウインコ」について書いていきます。

名前の由来

「ルリコンゴウインコ」ってカタカナだと呪文みたいですが、
インコより前の部分を漢字にすると「瑠璃金剛」と色の名前になっています。

そう、この鳥が目を惹く綺麗な色から名付けられているのです。
英名でも「ブルーアンドイエロー・マコウ」と色の名前です。

ちなみに同じ種に分類される「ベニコンゴウインコ」も漢字にすると
「紅金剛」と体の色にちなんだ名前が付いています。

ルリコンゴウインコとは?

オウム目・インコ科・コンゴウインコ属に分類される、
体長7〜80センチ、体重1000gにもなるほどの世界最大級のインコです。

南アメリカ大陸のパナマ南部、ブラジルなどの熱帯雨林に生息し、一部地域では絶滅危惧種にも指定されています。

ルリコンゴウインコの寿命は50年以上とも言われており、どちらかが死ぬまでパートナーを変えません。

野生では果実や木の実、種子などを主食としており、飼育下ではインコ・オウム用混合フード、野菜や果物を与えます。

モノマネが得意で人の声や生活音などをとても上手に発音します。

ですが、非常に大きな声のため集合住宅での飼育は困難です。

多産でもあり、多いときは年に2回ほど産卵します。

ペットとしての飼いやすさ

昔からその綺麗な体の色と人への慣れやすさから人気がある鳥です。

ですが、上に書いた様に声が大きいため飼育環境は限られます。

またゲージも「コンゴウインコ」用フライトケージが必要になります。

くちばしが鋭く力も強いため鍵などで対策しましょう。

一部では「犬の様な鳥」と言われるほど人を認識し、コンパニオンバードとして良きパートナーになってくれるでしょう。

しかし、非常に賢いので遊びでからかう・おどかすなどするとその人を不快な感情で認識し二度と懐かなくなってしまったりします。

どの動物にも共通ですが優しく恐怖心を与えない接し方を心掛けましょう。

鳥はストレスで毛引きを起こしがちですので、壊して遊べる消耗品のおもちゃを与えたりコミュニケーションの時間を毎日決めてたっぷり遊んであげるなどすると良いでしょう。

また、上にも書きましたが本当に大きな声で鳴くので集合住宅での飼育はやめましょう。双方にとって悲しい結果になります。

この種は飼育難度の高さから初心者向きではありません

きちんとしつけをされたルリコンゴウインコでも時に大きな声をあげますし、壊して欲しくないものをおもちゃにします。

これらは野生ではごく普通の行動なので飼育下でもしてしまう可能性があるのです。

そのため、ルリコンゴウインコに限らず鳥全般に対して深い知識がないと50年連れ添うのは至難の技でしょう。

また、夏と冬はそれなりの対策が必要です。

家族としてお迎えするわけですから「死なない」環境ではなく、ある程度は「快適」な環境を保つようにしてあげてください。

寒いより暑いに弱い鳥なので夏場は特に注意が必要です。

冷風が直接当たらないように調節してエアコンを稼働させるのが良いでしょう。

お迎えを検討されている方は、以上のことを参考に徹底的に飼育に関する知識を深め、万全の対策を施してからお迎えする子を探してくださいね。

お迎えに必要なもの

これは一般的に鳥を飼育する場合と同じです。

しかし、世界最大級のインコですので「コンゴウインコ」用があるものはきちんと専用のものを選びましょう。

大型の鳥に対応してるゲージ 大体2〜3万
止まり木 2千円前後(消耗品のため都度かかります)
ご飯代 5千円程度
おやつ代 2〜3千円程度

このほかにもサーモスタットや場合によってはヒーターなども必要です。

ショップなどで鳥に詳しい店員さんに相談しながら選んであげてください。

お迎えしたいとき


この手の大型の鳥類は一般的なペットショップではあまり見かけません。

店員さんが詳しい方がその後何かあった時にも相談できますので
鳥類専門のショップかブリーダーさんからお迎えする方が安心でしょう。

また、寿命がとても長いのでお迎えする前に今一度家族全員の了承をもらい、
ご自身が面倒見れない時も協力してもらえる様にしましょう。

もしもの時の病院

大型の鳥は診てもらえる病院が限られます。

コンゴウインコは超大型に分類されるため、とても限定的です。

必ず事前に診てもらえる病院を探しておきましょう。

ホームページに鳥類と記載があってもやはり大きいので「保定できないから診れない」または条件付きでの診察などという場合もあります。

電話などで詳細を確認をしておきましょう。

お迎えするとなると、爪切りなどが必要になってきます。

手乗りとして飼育するなら必須です。慣れてくればご自身でも行えますが超大型の鳥類ですし、素人が下手に手を出して痛い思いをするのはインコの方です。

また、お迎え後なるべく早い段階での健康診断をオススメします。

健康な時を知っている先生なら、病気をした・怪我をしたなど有事の際でも大変頼りになります。

お顔合わせの意味も込めて受診してくださいね。

ネットなどを見ているとたくさんの方が病院を探している様です。

情報交換を目的とした掲示板もあるようなので適宜参考にしてください。

まとめ


いかがだったでしょうか?
美しい色彩と賢い頭脳を持ったルリコンゴウインコについて興味を持っていただけましたか?

飼育は難しいですが、愛嬌もありとても素敵な鳥です。

鳥カフェや動物園などで出会えた際にはぜひ優しく接してあげてくださいね。

以上、ルリコンゴウインコの紹介でした!

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